MacでLaTeXを使う際の図の挿入方法まとめ
MacでLaTeXを使用する際の備忘録.
LaTeXでは様々なファイルフォーマットの図を挿入できる.Macでは図をPDF形式で保存することが簡単にできるため,ここでは,Mac環境で,LaTeXにPDF形式の図を挿入する方法についてまとめる.
PDF形式の画像を読み込む場合,画像のどのエリアを挿入するのかを別途指定する必要があり面倒なので,これを自動で計算するようにする (自動で画像全体が取り込まれるようにする).
準備
既にmediabb.styが利用環境にインストールされているなら準備は不要.そうでない場合は下記を行う.
- mediabb.styというファイルをWebで探しダウンロード
- 画像の挿入エリア計算を自動でやってくれるのが,このファイル
- mediabb.sty をtexファイルの置かれたフォルダ(もしくは他のパスの通ったフォルダ)に置く
texファイルへの記述
パッケージの読み込み
- texファイルの先頭部分に下記を記述する
- \usepackage[dvipdfm]{graphicx}
- \usepackage{mediabb}
画像ファイルの読み込み
- 以下のように記載する
- \includegraphics[mediaboxonly, width=5cm]{my_figure.pdf}
- mediaboxonlyを付けることがポイント.これは画像の取り込み範囲の設定であり,このオプションを付けることで,全体が過不足なく取り込まれる.これを付けないと余計な余白が入ったりする.
- 他のオプション(width=5cm)や読み込みファイル名(my_figure.pdf)は適宜変更する
- \includegraphics[mediaboxonly, width=5cm]{my_figure.pdf}